【開催報告】マイクロモザイク講座「鳥」

日本のガラスを使って制作を愉しむ緻密なガラスモザイク、「ミクロモザイク」。

その元となった技術は、19世紀に職人がいなくなり「幻の技術」ともいわれる「マイクロモザイク」です。今もアンティークジュエリーの市場に時折出る程度です。

※マイクロは英語読み、アンティーク業界ではマイクロモザイクと呼ばれています。
 ミクロはイタリア語読み、日本のガラスでつくるものを私たちはこちらで呼んでいます。



そのマイクロモザイクの日本随一のコレクションを所有し、研究を進められている「テッセラ」岩田依子さんを講師として招き、講座を開講しました。

岩田さんは3年前、ピンクの「マイクロモザイク図鑑」を協会理事でもある なかの雅章と共同著者として出版しました。そして今年の6月、さらにアンティークのマイクロモザイクに特化し、研究を深めた「マイクロモザイクの世界」を同じ亥辰舎から出版されたばかりです。

その中から今回は表紙でも取り上げられている「鳥」が描かれたマイクロモザイクについて、お話をしていただきました。

フィレンツェで15年間ジュエリーを学んでこられた経験もある岩田さん。


西洋美術の「寓話」から、マイクロモザイクジュエリーのひとつひとつの作品の中に秘められた「贈る人や身に着ける人の想い」があること。
添えられた花や植物からも、意味を読み取れること。

作り手はつい技術や見た目に集中してしまいがち。
新たな視点から語られるお話に、一同きらきらとした目で受講されていました。

インスタグラムでは、動画でアンティーク作品の公開もしています。
ぜひフォロー&ご覧ください。

今回の講座は、受講可能な人数の関係上
会員とその生徒さんなど、ごく一部の方にお声がけで定員に達したため
一般公開しない状態での開催となりました。

今回の参加者や、
参加できなかった方からも次回開催のリクエストが多数寄せられています。
今後も開催できるように進めてまいりたいと思います。

次回開催のご連絡をご希望の方は、文末の「お問合せボタン」よりご連絡ください。
「なるべく」にはなりますが、開催時ご連絡させていただきます。



目新しいけど、イタリアの興味深い歴史があり、
作る人も、作らなくなっても、作らない人も、楽しめる
ミクロモザイクの世界。

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